Vol.31-3
夕方6時にスタートしたパーティーの会場は、ホテル内にある“PINK TACO”というメキシカンレストラン! 私は日本でもたまにメキシコ料理を食べに行きますが、ここのタコスは特に美味かったな〜。 滞在中、TAKちゃんと一緒に3回ほど行きましたが、2人とも毎回タコスを食べました。
(会場は既に満員! マッチを貰い、ピンを買った)
パーティーと言ってもね、特別なイベントが行われるワケではありません。 翌日に控えた本番を前に、参加者みんなの顔見世のために企画された飲み会のようなもの。 食事は食べ放題だから、みんなホントに大満足♪ そして次から次へと顔見知りのコレクターが集まってくるのです。 オレはいつものように、山のような巨漢のベネズエラ人と一緒にテーブルにつきました。 彼を見たTAKちゃんは、「うわ、何を食ったらこんなに大きくなるんだろ?」などと心配しておりましたが、そう言うアンタも相当デッカイよ(笑)。 2人の共通の知り合いと昼間に会ったアメリカ人たちも一緒にドリトスチップをつまみながら、 無理してビールなんぞ飲んじゃってね。 バナナ味のドリンクがなかったのがちょっと残念だったかな。
その時、レストランの奥から人のよさそうなおじさんがコッチを伺っているのに気がついた。 どっかで見たような顔だよな、でも直接会うのは初めてだ。 あれ、立ち上がったと思ったらコッチに向かって歩いて来るぞ・・・・・。
(HRCPCCの責任者、VIRGILさん。 写真の掲載は本人の許可を得ています)
おじさん: 「ニホンカラハルバルキタノカイ?」
ロゴ: 「そうでーす♪ おじさんの顔は、どっかで見た事ありますよ。」
おじさん: 「ソリャソウサ。 オレノHPカラキミノページニモ、チャントリンクシテルデショ?」
うわ、そうじゃん。 この人ったらダラスのHRCで3000食を達成して、95年には“ピンコレクター・オブ・ザ・イヤー”を受賞している超有名人や! スゴイぞ、ラスベガス! オレもHRC横浜で、いつの日かバナナのジュースを3000杯達成してやろうと思ってんだけどね。 その時、私の頭の中にはまたしても1つの閃きが(キラーン☆)!
(TAKちゃんに突き放された3ポイントを取り返すのはココしかない!)
この有名なおじさんをTAKちゃんに紹介すれば一気に逆転だ! 満塁ホームランどころか、テニス並に15点くらいは稼げる計算だよ! 今のオレなら、お蝶夫人さえも敵じゃないぜ! 私はおじさんに愛想をふりまきながら、隣で飲んでいたTAKちゃんに、自信満々で紹介し始めました。
ロゴ: 「コホン。 あー、TAKちゃん? コチラの方は、JUDSONさんと一緒にハードロックドットコムのピンコレクタークラブを運営している責任者なんだよ。 君もメンバーになっているだろう? ほら、メンバーズカードの・・・。 あれ、TAKちゃん?」
たった今までココにいたアイツがいなーい! テラスを見れば、てんこ盛りの皿を嬉しそうに抱えている!
TAK: 「やった、フライドチキンもあったよ♪」
ロゴ: 「ウロチョロすんじゃねーっ!!」
ラスベガスでも何かと便利な20ドル札、夜遅くまでスロットマシンで遊ぶには最適だね。 ところで日本の2千円札は何でちっとも普及しないんだろ? そうそう、夜12時をまわり1人夢中で遊んでいた私のトコロに、さっきのVIRGILおじさんがやってきましたよ。 ありゃ、こんなトコロでオレなんかと話しててもいいんかい? まあいいや、クラブについてちょっと聞きたい事があったんだよ。 イロイロ教えてくださいな。
(ピンコレクターズクラブのメンバーズカード)
まずこのカード、基本的に使えるのはコーポレートの直営店のみで、日本などのフランチャイズでは使えないらしい。 もちろん日本人が海外のHRCに行けば利用できるし、レストラン、ショップ共に10%の割引と、行列に並ぶ必要のない優先シート、オンラインによるテーブルの確保など、コレクターじゃなくても便利な特典はたくさんついています。 それでも私たちにとって特に魅力的なのは、訪れたHRCの数に応じて記念のギターピンがもらえるという事じゃないかしら。
ご褒美のピンは、10、25、50、75、100都市を達成する毎に送られてくるシステム。 日本人なら国内の7都市を制覇して、あとはアジアやカリフォルニアなどの、1度に数店舗ハシゴできる旅行を計画すれば、簡単に手に入れる事ができますね。 そして日本のようにカードが使えない都市の訪問を記録する方法も、ちゃんと用意されているのですよ。
必要なもの:
おじさんの話によれば、カードの番号などは安全のために消して欲しいとの事。 彼らはおそらく、控えのコピーには当然名前が入っているものだと思っているだろうから、日本のように漢字で書かれていたり、カードにアルファベットで書かれた自分の名前が写らないタイプのレシートだった場合は、ちょっと工夫が必要だね。
レシートに自分の名前が印刷されてなくても、日付と店舗名、カードの番号は記載される。 私は自分の名前の入ったクレジットカードの写真も撮り、下4ケタのみを残して本人である事を証明しました。
どんな方法でも、
という以上の条件を証明さえできれば、ちゃんと記録できると思います。 スキャナなどでハッキリと写す事ができれば、メールで送るもいいだろうし、担当の人に直接コピーを郵送しても処理してくれるでしょう。 送り先は個人のアドレスなので、記録がたまった人はメールで問い合わせてね。
(ロゴホリックは現在11都市。 コレを全て揃えるのは至難のワザやね)
ラスベガス初日の私たちはこんな感じでしたよ。 まずまずの好スタートだったでしょ? そしていよいよ明日、TAKちゃんは全米デビューを果たします。 いったい彼がどんな行動をとるのかと思いめぐらし、ベッドの中で1人シミュレーションを楽しみながら、本番に備えたロゴホリックでありました。
って、そんなワケないわな。 オレったら明け方までカジノで遊んでいたんだからね。
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