Vol.12

伝説のロックスターたち! (その2)

1. Aspen Red Gibson ES (Duane Allman)
2. Newport Beach White Vox (Brian Jones)
3. Maui White Fender Bass (Sid Vicious)
4. Sydney Silver Veleno (Marc Bolan T Rex)
5. Las Vegas Green Left Handed Stratocaster (Kurt Cobain)
6. San Diego Red/White Flying V (Jimi Hendrix)

デッドロッカーギターのファーストシリーズ(アコースティック)も、そろそろ揃いはじめていた1995年2月、あれほど集めるのに苦労した(わけでもないが)デッドロッカーシリーズの、今度はパート2が発売されるらしいという、なんとも衝撃的なFAXが海外のコレクターから届きました。 私ったらファーストシリーズの殆どを、たいした苦労もせず、ただ日本のピンをちょこちょこ海外のコレクター達に送りながら、「あれが欲しい!これが欲しい!」 と、わがままを言い続けてきただけにも関わらず、「うーむ、また新たに6種類も、しかもそれぞれ違う都市から発売されては、集める方も大変だ!」 等と、いかにも自分で努力してGETしたような、偉そうな事ばかり言ってました。 ハードロックをこよなく愛するものなら、「今度はどのアーティストのモデルが発売されるんだろう?」 とワクワクするはずなんですが、私は最初から、「今度はどの都市から発売されるんだろう?」 と、コレクションの前に立ちはだかる壁の事しか頭にありませんでした(笑)。

当初6種類が発売される予定だったこのデッドロッカーセカンドシリーズ(エレキギター)、発売の噂が流れはじめてから実に約1年後の96年春、オープンしたばかりのPHOENIXとHOLLYWOODの2都市を加え、全8種類が発売されました。 残りの2つのモデルは以下の通り:

7. Phoenix Brown Stratocaster (Stevie Ray Vaughan)
8. Hollywood Black Rickenbacker (John Lennon)

やはりハードロックファンにとっては、ファーストシリーズの6人よりも、こちらのセカンドシリーズのアーティスト達の方が、馴染みも深いのではないでしょうか? セカンドシリーズに選ばれた8人も、さぞかし喜んでいる事でしょう(天国で)。 こういう企画、日本のHRCへはお誘いがなかったのでしょうかね。 何年か前に、あるマネージャーさんに、「長○剛タカミネJAPANモデルのギターピンを作って!」 とお願いした事があったんだけど、2秒で却下された。

世界的に活躍していた大スター達は、それぞれが伝説と言わしめるだけの実力を持ち合わせていたのはもちろん、マーシャルアンプを思いっきりひずませ、過激なアーミングを多用して、今までのエレキギタープレイの概念に革命をもたらしたジミヘンのように、今なおニューアルバムが発売され、世界中のファンの支持を受け続けるその存在こそ、まさに “神” と呼ぶにふさわしい人物であった。

その卓越した独特のギター奏法から、“スカイドッグ” の異名をもつデュアンオールマン、彼の素晴らしいスライドギタープレイは、かの有名なエリッククラプトンの “いとしのレイラ” でも聴く事が出来る。 その他、ストーンズのオリジナルメンバーの1人だったブライアンジョーンズ、熱狂的なファンに殺されてしまったジョンレノン、自殺してしまったカートコバーン等、頂点を極めてしまったアーティスト達も、まだまだやり残した事はたくさんあった事でしょう。 特にビートルズのように、グループのメンバーが1人逝ってしまうというのは、残されたファンやメンバー達には、なんともやりきれない思いが残る。 デッドロッカーシリーズのギターピンを全種類揃えなくても、自分の好きなアーティストモデルだけでもGETする価値は大いにあるでしょう。

エリッククラプトンや親しい友人らの目の前でヘリコプターが墜落、不慮の死を遂げたスティービーレイボーン。 右利き用のストラトの弦をレフトハンド用に張り替えて使っていたジミヘンの独特のスタイルに憧れ、自分のストラトのアームも、ギターの上側に取り付ける等、多大な影響を受けていましたが、残念ながらその個性も、ギターピンではHRCロゴの裏に隠れてしまって表現されませんでした。 ロゴちゃんのバカ、バカバカ

午前4時、だめだ、もう寝る。 続きはまたのちほど。


Vol.13

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