Vol.13

バリエーションを楽しむ!

1. Stockholm Black Les Paul F. C. Parry Enamel
2. Bangkok Black Les Paul Hi-Tai Enamel
3. Jakarta Black Les Paul Hi-Tai w/o Enamel
4. Cancun Black Les Paul GCI Enamel
5. Osaka Black Les Paul GCI Cloisonne
6. Cape Town Black Les Paul w/Pick Guard GCI Cloisonne
7. Hollywood New Black Les Paul Horizontal GCI Cloisonne
8. Kobe New Black Les Paul Vertical GCI Cloisonne
9. No Name Black Les Paul GCI Cloisonne

今回は誠に地味な更新ですいませんねえ。 このページを開くなり、「どれ見たって、ただのブラックレスポールやんか!」と、特にバリエーションには興味のない(まだ洗脳されてない)皆様のお叱りの言葉が、何故かダウンタウンの浜ちゃんのような関西弁で聞こえてくるようです。 まあそれでも私自身が、数あるHRCピンズのなかでも、最高に地味なピンとも言えるロゴピンのみを集めたホームページなんぞをやってるくらいですから、私の気まぐれで内容が決まるこの “Logoholic Speaks”は、どうしてもマニアックな方向に走りがちなのです、しょうがないよね。

でもねえ、コレクションが増えてくればくるほど、皆さんも少しずつ自分のコレクションを見直しはじめるようになって、そのうちきっと、「おっ、これは自分の持ってるピンと少し字体が違うぞ!」とか、「うっしゃあ、3つめのエナメル仕上げギターピンだぜい!」等と思い始めるはず(そういう事にしといて)。 そして、「そろそろEXCELファイルでコレクションのリストでも作ってみようかな?」と思いはじめればシメタもの、まさにバリエーションを楽しむ!事を楽しむ楽しみがわかってきて、更に楽しくなるでしょう。 あ、もしホントに自分のコレクションのリストをEXCELファイルで作ってみたいな!という人がいましたら、サンプルに私のEXCELのリストをメールで送りますから、なんなりとお申しつけくださいな。 始める前からイヤな気分にして差し上げます(笑)。

誰もが持っている、レスポールギターピン。 今回は、その違いのみを比較しやすいように、全てブラックで揃えてみました。 同じブラックレスポールでも、実に様々なバリエーションがありまして、上に代表的なものの写真を並べてみましたが、これらは全てギターの表から見ても違いがわかるものです。 裏の違いにもこだわってしまうと、例えば私の知っている限りでも、東京のHRCからは、今までに13種類以上のブラックレスポールが発売されているので、裏の違いのウンチクは今日はやめときましょ。 また寝るの遅くなっちゃうし。

今現在、一番入手しやすいのが、8番のタイプのギターピン、日本でも買えるしね(*)。 他のタイプのギターピンとはHRCロゴの向きが違っていて、ギターを縦にするとHRCロゴが正位置の向きになる事から、“Vertical(バーチカル)” と呼ばれているものです。 ちなみに他の横向きのものは、“Horizontal(ホリゾンタル)”と言います。 ピンコレクターズガイドブックを見ると、比較的歴史の長い都市は、5番のようなHorizontalギターを数年前まで作っていて、つい最近8番のようなVerticalギターに移行されたようだね。 そういう訳で、海外のコレクターとトレードする時、相手のトレード用のピンズリストに、“ブラックレスポール” としか書いてなかったら、どちらが届くのかわからない場合もあります。 ただ、わざわざこんな説明まで書いてよこす人って少ないの。 バリエーションに興味があるなら、相手が送ってくれたリストのピンについて、もう一度細かいDescriptionを問い合わせてみてはどうかね。 もし2種類のうち好きな方を選べるのなら、ホリゾンタルを選んだ方が正解。 それでも、オーランドやサンフアンのように、最近までホリゾンタルタイプを販売していた都市もあるので、必ずしもホリゾンタルの方が古い!という訳でもないんだけど。 新しい都市等で、もともとバーチカルしか発売されていない都市なのに、どちらかを問い合わせてしまうというのはちょっと恥ずかしいので、お友達に聞いて下さい。 えっ、お友達いない? ははは、ここにいるじゃあないですか! 私なんかでよろしければ、知っている限りでなんでもお答えしますよ。 はい、どうぞ

はあーっ。 自分で書きながら、今まで私のところに届いたロゴピンのオファーの数々が、ちょっと懐かしく思い出されます。 先日あるアメリカ人から届いたものに、「ロゴピンたくさんあります!日本のピンとトレードしてくれ!」という内容のその後に、約30都市のリストがだああぁぁーっとだけあるメール、そこで「どの都市が欲しい?」とだけ言われても、果たしてそれらは私が持っているロゴピンなのか、持っていないバリエーションなのかは、やはり説明書きがないと返事のしようがなかったのです。 結局、まず1つ1つの詳細を書き直してもらう事、そしていかにDescriptionが大切かという事をトウトウと説き、40分ほどかかって書き上げた洗脳のメッセージ(笑)を送りつけたところ、翌日、「感動しました!」とう返事と、全ての彼のトレードできるロゴピンのリストが詳細つきで送られてきた。 “よしよし&どれどれ” のあと、結局私の欲しそうなロゴピンは無し。 40分もかけて書いたメールは、私のコレクションには結びつきませんでしたが、また1人海外の信者を増やしてやったぞ!という満足感と、せっかく私のメインのページに “Wanted”のリストを作ってあるのに、なんの役にも立っていない事実を知る寂寥感をもたらせ、私の闘志を再び燃えあがらせるのでした。

このページは、“Pin Descriptions”のページの内容と連動してお送りしました。

(*) 今月(99年6月現在)は、神戸のギターピンは全て売り切れ中。 再販されるのを待ちましょう。

今日は眠いので、続きはまたのちほど。


Vol.14

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