Vol.17

大切な記念日!

1. Atlanta 5th. Anniversary Blue "5" w/Peach
2. Bali 4th. Anniversary Blue Guitar w/Red "4"
3. Bangkok 7th. Anniversary Brown Xylophone

私もね、もう30回以上誕生日を迎えていると、「かーちゃん、今日はビフテキね!」 等というリクエストも全くしなくなりましたが、幾つになっても,誰かにお祝いのメッセージやお祝いの品々(笑)をいただくというのは、とっても嬉しいものなんですよね。 ちなみに私の誕生日は七夕の翌日、7月8日。 はい、ちゃんとメモりましたか?

私の親戚は皆、おもちゃ業界の仕事をしていたので、子供の頃はおもちゃには不自由しませんでした。 それでも子供ながらに、(おねだりするにはちょっと高いかな?)と思われる場合は、「じゃあ、これは子供の日と誕生日のプレゼント分をあわせてちょーだい!」等と、1つのイベントにつき約5000円相当のおもちゃが貰えるハズだという確信のもとに、クリスマスや進学祝い等のイベントも含め、3年くらい先のプレゼントまでも勝手にスケジュールしていた、とっても計算高い聡明な子供でございました。 その頃に培った駆け引きのテクニックは、今ではピンズのトレードで活かしまくっております(笑)。

さて今回はアニバーサリーピンのお話なんですが、ロンドンのHRCで1986年にスタッフ用に作られた15周年ピン等をのぞくと、一般発売された○○周年ピンというのは、1990年に作られた我らが日本のHRC東京7周年ピンが世界初なんですよ。 その1年後にはシンガポールのHRCで1周年ピンというのも出ましたが、こちらもやはりスタッフ用の非売品だったし、東京のモノは今からもう10年も前に発売されたという事と、その頃はまだ限定ピンというもの自体が少なかったという理由もあって、今では他のピンよりもちょっとレアみたいね。 それからというもの、毎年HRC東京では7月の記念日にアニバーサリーピンを出しているので、どうしてもシリーズで集めたくなるコレクター達の心理をうまくついた東京店ったら、ホントに商売上手(笑)! でも最近の新しいピンの発売ラッシュは、私達コレクターには本当にツライよね。 いくら記念日好きと言われる日本でも、サーフボードピンやテディベアピンまで出さなくたっていいのに・・・、もう許して。 おそらく来年の今頃は、みーんな孫の日ピンをGETするために大忙しなんでしょうねえ(笑)。

それでも当時は、HRC東京のように毎年アニバーサリーピンを作る都市というのは少なく、ワシントンDCやボストンの5周年ピン、ダラスの10周年ピン等、たま〜に限定ピンが出ていたからこそ、私達は 「よーし、GETだぜ!」 と心を動かされていたのに、去年から始まったアメリカ全店からのアニバーサリーピンラッシュはスゴイですな。 もう4周年ピンとか13周年ピンとか、ちょっと中途半端やぞ・・・。 「コレって、ちゃんと祝う気持ちあるのかな?」 とツッコミを入れたくなってしまいます。 そして、「えっ、あの都市でもアニバピン出てたの!?」 等と、後になって慌てたりしてさ。 ヘビーなコレクターになればなる程、手に入れる事がもはや義務のようになっていて、デザインを見る前に海外のコレクター達に 「じゃあ、とりあえず今度発売になるソレもGETしてね♪」 とつい言ってしまい、ピンが届いてから 「うーむ、やっぱり他のピンにすればよかったか・・・。」 と後悔する事もあります(私だけか?)。

(私が)この先も楽しくコレクションを続けられるためにも、少なくとも我らが日本のHRCからは、今まで通り素敵なデザインのピンを出し続けて欲しいものです(たまーにね)。 次の写真の2つを比べてみましょう。 同じジーンシモンズのベースギターがモデルになっていても、デザインする人によって随分とイメージはかわります。 昨年夏に惜しまれつつも生産中止になり、HRC大阪の店頭から消えていった、4番のKISSアックスベースギターピン(カッコイイね)と、5番のロサンゼルス17周年ピンとでは、太さがまるっきり違うよね。 なーんか「お前ちょっと食べ過ぎちゃっただろ!」 みたいな感じにも見えますな。 まあ、こっちの方が好き!って人もいるかもしれないけどさ。

4. Osaka KISS Axe Bass Guitar (Discontinued)
5. Los Angeles 17th. Anniversary

デザインは大事! 日本の5都市から10日前に発売になったフラワーアコースティックギターピンは、「うわあ、かわい〜い!」と、女の子達に大人気でありました。 でもね、コレクションよりもハードロックそのものが大好き!っていうファンもたくさんいるので、“かわいい系” だけじゃなく、“かっこいい系” のギターピンを待ち望んでいる人もたくさんいるのです。

例えば、“アーティスト系”。 私の周りには、1ヶ月前にHRC東京でシークレットライブを行った、ザックワイルドのモデルのピンを作って欲しい!という声もたくさんありました。 新しくアーティストモデルのピンを作るのは、まず本人の許可をとって、デザインを決めて・・・等、いろいろとクリアしなければならないハードルもあるでしょうが、アーティストに、「貴方のピンを作らせていただきたい。」と許可を申請するよりも、ピンコレクションに理解のあるマネージャーさん等いらっしゃいましたら、本人が来店した時に軽く肩など叩きながら、「うちの店で、貴方のギターのデザインのピンなんかも作れるんですよ。 サンプル(プロトタイプ)が出来上がったらすぐにお送りしましょう!」と話を持ちかければ、きっと 「Oh、that sounds super!」 ってな具合に話は進むはず! うひょー、私ってば冴えてる〜(ダメかね)。 その他にもHRC東京と大阪で販売されていた、ランディローズの水玉模様(ポルカドット)フライングVギター等も人気で、再販を待ち望む声もたくさん上がっています。 そうそう、ファンの声を大切にしてくださいね。 今までにシティーギターのデザインをその都市のイベントピンに流用するという試みは、どのHRCもやった事がないので、日本のピンをデザインしている従業員の皆さん、今がチャンスですよ! この白と黒のフライングVギターやHRC東京の神風テレキャスター等、クリスマスピンのデザインに取り入れるとピッタリだと思うんだけどなあ(別にいいです)。 まあこれは例えばの話だけど、私の希望はカッコいいピン、そこんとこよろしく(笑)。

すっかり話がそれちゃったね、続きはまたのちほど。


Vol.18

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