Vol.19

ロゴホリ、1人で大ハシャギ!

最近はすっかり種類も増えなくなっていた私のロゴピンコレクション、先週からはHRCピンズのみならず、ゲームボーイでモンスターのコレクションまで始めてしまったので、このところちょっと忙しい。 なかなか見つからないロゴピンのバリエーションを探すよりも、ついつい新しいアニバーサリーピン等のGETに浮気したりしていましたが、今週久しぶりにチョー嬉しいロゴピンを2つ追加できました。 コレクションをロゴピンのみ(じゃないけど)に絞り、苦節9年でついに手に入れた、かわいいかわいいロゴピン達、あんたら夢にも出てきたねえ。 今は1人で喜びをかみしめております・・・。 ところで、ピカチュウ、どこ(笑)?

今日は私がハンバーグよりも好きなロゴピンのお話です。 はっきり言って全然興味のない人もたくさんいる事でしょう。 「あ〜あ、つまんねーの!」とおっしゃる貴方は、こちらのページで私のもう1つの趣味の世界をご堪能いただくか、今すぐHRCに行ってミレニアムバーガーでも食べてきて下さいな。

Pin Collectors Guide Book (First Edition)

はい、ありがとうございます。 まだ読み続けている貴方は、ロゴピンに興味があるんですね、私とおんなじです。 ちなみにトレードで出せるロゴピンもいっぱいあるので、興味のある人、連絡待ってますよ(笑)。 そんな皆さんには、今回のロゴスピ(Logoholic Speaks)をより一層お楽しみいただけるように、ピンコレクターズガイドの入手をお薦め致します。 えっ、もう持ってるって? んじゃまあ、どうやってGETするかはここで説明する事もないね。

Boston Logo Large Yellow 3LT Eyeball Back Enamel

2週間ほど前、このボストンのロゴピンをネット上で見つけた時は目を疑いました。 漫画の世界で言うならば、目をゴシゴシこすってパソコンのモニターも磨いているところ。 何故って、このロゴピンはコレクターズガイドに載っていないモノなのよ。 ギフトクリエーションズ製のピンで1番古い“Mesh Back”というタイプのモノは掲載されているのだが、どうやらその次に出たらしいこのEyeball Backというタイプは、作られた期間が短く十数年くらい前に生産終了になってしまったらしい。 他の都市ではEyeball Backのロゴピンもあったから、何故ボストンにはなかったのかな?って不思議に思ってたんだけど、やっぱりあったのね。 おお、っちゅう事はその存在すら知られてなかったって事? ちょっとワクワク♪

っていうか、このガイドブックはHRCが発行したモノじゃなくて、4TRADERSというピンコレクションに命をかけている4人のアメリカ人コレクターが作った訳だから、たまたま彼ら4人が持っていなかっただけという事なのだろう。 そして同時にプライスガイドでもチェックしてみましたが、やっぱり載っていない。 そりゃそうだよな、プライスガイド作ってる人だって、全部のピンを持ってる訳じゃないしね。 だからこのピンの価値もわからないの。 でも、いつか彼らに出会う日がきたら、「俺ったら、ボストンのEyeball Backロゴを持ってるんだぜー!」と言ってやろう。 おそらく誰も羨ましがるまい。 それが海外であろうが、日本のコレクター達であろうが(悲)。


メインのページにもつたない英語で書いてありますが、私のコレクション第1号のピンはロンドンのロゴピンです。 あの頃メキシコのグアダラハラで、ストリートミュージシャンまがい(笑)の変な中国人と噂されながら、ヘタクソなギターでテレビに出演したり、ディスコをまわってライブ活動を楽しむ等、充実した楽しい一人暮らしをしていた私にも、心を(ちょっとだけ)許せる陽気なラテン系の友達がたくさんいました。 そんな彼らのうちの1人がある日、「これイギリスに行ったお土産だよ。」と私に差し出したのが、そのピンだったのです。

その時は、「俺ってば、あんまりハードロックは詳しくないんだよな、でもちょっとカッコイイし貰っておこっと!」と、ずーっと今日まで大事にとっておきました。 当時私がいつも愛用していた、自分では “長○剛モデル” と勝手に命名された帽子には、いつもロンドンのロゴピンがキラキラ輝いていてお気に入りだったのさ。

私はメキシコには2年半程住んでいたのですが、その間に2回も一時帰国しています。 だって長○剛のコンサートがあったんだもーん(病)。 私が見に行かないと、彼も気合い入らないでしょ? そのついでにしっかり六本木に行って、HRC東京のロゴピンを買ったんだよね。 自分のコレクション用の他に、私にロンドンのピンをくれた友達へのお土産用とあわせて2つ買いました(まだまだだね)。 そして私の “剛モデル” には、ロンドンと東京のロゴピンが仲良く2つ並ぶようになったのです。

そんなある日、友達のオズワルド君とマクドナルドに行った時、キャッシャーの店員さんのサンバイザーに、マクドナルドのピンズに混じってHRCアカプルコのロゴピンを発見! 私は初めて “そのピン欲しい欲しい病” にかかってしまいました。 それでも、その時はまだトレードでGETするなんて知らなかったので、必死の “くれくれ攻撃”(スペイン語でチョーダイとは “ダメダメ” というので、なんかイヤ)で責めてみましたが、さすがに初対面の私に、そう簡単にはくれなかったの。 そんな彼の目に留まったのが、私の帽子についていた2つのロゴピン。 「あっ、お前HRCのピン集めてんのか?」という質問に、「そうさ、俺はコレクターなんだ!」と堂々と答えるロゴホリック、まだ2つしか持ってなかったのにねえ・・・。 結局、彼はHRC東京のロゴピンを希望、トレード初体験! 私の初体験は、清里のペンションでも、憧れのバスケ部の先輩の部屋でもなく、メキシコのマクドナルド。 ちっとも甘酸っぱくない思い出。

しばらくしてメキシコ滞在中にお世話になっていた家族が、あちらのゴールデンウィーク(4月)にカンクン(カリブ海のリゾート地)へ行くと言うので、私も連れていってもらいました。 するとカンクンにもHRCあるじゃん! もちろんロゴピンをGET! 3つの黄色いロゴピンがダンゴ3兄弟のように仲良く帽子の左側に並んでいたのも束の間、今度は別の友達がロサンゼルスへ行くという。 すかさず、「ロゴピン買ってきて!」と頼んだら、お土産で貰ったものはなんとオレンジ色、何でや?

インターネットもなかった時代、そんな理由を調べるスベもなく、また私のまわりにはウンチクを熱く語ってくれる日本人の仲間もいなかったので、結局私が出した結論は、「きっとオレンジ色が好きなんだな。」というもの。 これでいいのか日本人?

その後、「知り合いがサンディエゴに住んでるよ。」とか、「お姉さんの旦那が東南アジアに行くってさ。」、しまいには、「妹の同級生の近所の人が、来週ニューヨークに行く人を知ってるらしい。」等、もうコネでもツテでも関係なく、手当たり次第に声をかけ、ロゴピンをGETしまくったのです。 ホント、メキシコ人はいい奴ばっかりだ。 その頃になると、私の “お気に入り” も、ピンの重さでだらしなくなってしまったので、帰国したのちは、“プチVol.2参照)” のお世話になる事にしたのです。


Key West Logo Large Yellow Boxed Print 3LC H. R. Back

このキーウエストのロゴピンは、アメリカ最後のLargeロゴなのです。 それは、このキーウエストのオープンが96年の10月、その翌月の11月にオープンしたアトランティックシティではSmallタイプのロゴピンしか発売されていない事から推測すると、1996年の秋にアメリカ国内の店舗からLargeサイズのロゴピンが廃止になり、どうやらその後の新しい店舗ではオープニングからSmallロゴのみ採用するようになったらしいという私の分析結果。 その頃からチラホラとSmallのロゴピンも見かけるようになっていたので、キーウエストのロゴピン(Small)を手に入れた時は、Largeタイプの存在などツユ知らず、それだけで大満足だったのに、昨年ピンコレクターズガイドをみて大ショック。 大慌てでLargeロゴ探しを始めたが、誰一人としてオファーしているコレクター無し。 ああアメリカ人になりたい、と一瞬思う(ロゴピンだけのために)。

あとで調べてみると、このキーウエストのLargeロゴが作られたのはファーストロットの約200個のみ(本当かよ)、次に発注されたロゴピンはSmallだったそうな。 困った私は約20人程のアメリカ人コレクターにメールで協力を要請する。 「みんなでキーウエストのLargeロゴを探さないか?」と。

それから3ヶ月、誰からも吉報が届かずに半ばあきらめかけていたある日、ふと気まぐれで訪れたフロリダの友人コレクター“P”のホームページで、トレードピンのリストを見ていると、なんとそこには:

Key West Large Logo (RARE!)

と、思いっきり出てるではないか! こいつめ、「手に入ったら連絡するね♪」と、あんなにフレンドリーなメールをくれたのは何だったの(RARE!とか書いてるし)? ここは文句の1つも言ってやらねば気がすまんぞ! それでもついつい "I would very much appreciate hearing from you"とか、"In the meantime, I remain yours truly"で文章をしめる等、メチャメチャ相手に媚びた表現に出てしまいましたが、なんとか無事GET。 彼にとってもおいしいピンを出してあげちゃいましたが、私にとってもおいしいピンだったので、納得したトレードでした。 ま、いいか。

それからというもの、レア(に違いない)ロゴピンをGETしてホクホクの毎日を送っておりましたが、私が日頃お世話になっているHRCウンチクの大御所から、「Logoholicさん、例のキーウエストのLargeロゴ、US$6で売りに出てるよ。」との情報! それを聞いて、ハードロックホテルのBBSをチェックすると、ああ、ほんとだよ。 たったの6ドルだよ。 この6ドルのピンに私はあんなレアなピンを出しちまったよ・・・(号泣)という悔しさから、この6ドルのロゴまでしっかり所望してしまいました。 届いたものは、私が持っていたものより状態がよく、ますます自分の未熟さを噛みしめる結果になったのです。


Tokyo Logo Large Orange Large Print F. C. Parry

そして今日ようやく手に入れたよ、このHRC東京の古〜いロゴ(感涙)。 ロゴピンコレクターとして、ロゴピン中毒症として、長年捜し求めていた東京のイギリス製ロゴピン。今度ばかりは、このピンが6ドルとかで出回ったりしないのを願っている次第でございます(6ドルで出てたら買うぞ〜!)。

今日も眠いのでこの辺で。 皆さんメリークリスマス! そして、よいお年を!


Vol.20

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