Vol.22

さらにマニアックに! <もっとディープな世界>

1. HRC Int. Anniv. 25th. Blue Dagger through Heart w/"TM" Tac Back
2. HRC Int. Anniv. 25th. Blue Dagger through Heart w/"(R)" Tac Back
3. HRC Int. Anniv. 25th. Blue Dagger through Heart w/"(R)" Clasp Back

ロゴスピVol.9で紹介しきれなかったそのディープな世界、今回も比較的入手しやすいピンの中から、幾つかのマイナーチェンジを持つピンを分析してみます。 ちゃんとついて来て下さいね(笑)、私ったらいつも1人で突っ走っちゃうんだから(振り返れよ)。

上の3種類のピンはHRC Internationalの25周年を記念して、世界中のHRCから発売になったピンです。 どれか1つでも持っているなら、全3種類を揃えるのがこれからの課題ね。 作られた数が多いので現在でも手に入りやすく、1:1のトレードでもOKしてくれるコレクターはたくさんいるでしょう。 3つのバリエーションにこだわらず、とりあえずどれか1つでも押さえておいた人は、自分のピンをチェックしてみて下さい。 ほ〜ら、3つ揃えたくなってきたでしょう、探したくな〜る、探したくな〜る・・・。 こうした洗脳から始まる私の野望は、日本人総HRCピンコレクター計画(俺もヤダな)! ちなみにピンコレクターズガイドブックでは、2種類しか紹介されていませんよ。

貴方がアメリカなど海外のコレクターから最近になって入手したのであれば、おそらくそれは1番のピンかな? もしくはメキシコ国内のHRCのみで発売された3番のモノ。 そしてもし自分でこのピンを、96年に日本のHRCで買ったというなら、2番のピンを持っている訳だね。 私は関東の人間なのでHRC東京で2番を買いましたが、1ヶ月以上は売れ残っていたかな、随分と長い事あのコルクボードにくっついてたよ。 そう言えば、HRC東京のマーチャンダイスとレストランの入り口の2ヶ所に置いてある、発売中のピンが飾ってあるコルクボードには、昨年に私がチェックした時点では、それぞれYellow behindとGold behindという古〜い台湾製のロゴピン(エナメルタイプ)がディスプレイしてあったような・・・。 しまったあ、今からでも遅くはないかな? ここは1つ、「すいません、このコルクボードに刺さっている、古くて汚れたロゴピンが欲しいのですが・・・。」と言ってみる価値有りと見た(笑)! ちなみにこの2つは、私の “Logo Gallery” で紹介している、TOKYOの2番と3番のヤツね(話ソレまくり)。

さて、さっそく上の3つの違いを説明しますかね。 ズバリ、ご覧のとおりです(手ぇぬくな)。 あ、いや、注目すべきポイントは、“Rock”のの下に書かれているトレードマークと裏の違い。 1番の“TM”と書かれているものは舶来モノ(洋酒みたいでしょ)。 最近はあんまり見かけないね、“TM”がついてるピンって。 2番と3番は、共に“(R)”のマークがついてるけど、3番のほうがちょっと“(R)”が小さくて、Small Grid Backの台湾製なの。 裏の留め具も違うからすぐわかるよね。 最近日本で発売されているテディベアのピンは、Gift Creations製ではなく、Herringtonというメーカーのモノなので、いくら台湾製であってもEyeball Backであったとしても、たぶん「ふ〜ん・・・。」程度しかLogoholicは反応しないだろうし、ラテン系のダンスを披露する程でもないのですが、Gift Creationsの台湾製は、この頃を境に消えていったのかしら? なによりも当時メキシコ国内で売られていた台湾製のモノは、ほとんどがこのエナメルタイプのピンなので、とっても綺麗なの。 数年前にメキシコのどこかの都市の、古そうなギターピンやバイクピンなんかを手に入れた人がいるなら、それって台湾製かもね。 この頃日本で売られていたGift Creations製のピンは、とっくの昔に中国製になっていたので、この25周年ピンもCloisonne(七宝)が発売されたのでしょう。


1. HRC International Christmas 1995 Candy Cane w/Green Bow Cloisonne
2. HRC International Christmas 1995 Candy Cane w/Green Bow Enamel

今度はコレ、HRC Internationalのクリスマス1995というピン。 やはり都市名が入っていないでしょ、これも世界共通のデザインで発売されたピンなのです。 イベント好き(笑)な日本のHRCにしては珍しく、既にHRCバンコクでは93年からオリジナルのクリスマスピンが発売されていたのに、国内で初めてオリジナルのクリスマスピンがようやく発売になったのが95年の東京、赤いレスポールギターピン(イギリス製)でした。 このギターピンは、HRCストックホルムとHRCレイキャビクでも同じデザインで都市名違いが出たので、貴方がHRC東京のモノをGETしたならば、3都市揃えてみるのも一興かと。 しかし東京とレイキャビクのモノはたくさん作られたのに、ストックホルムの赤ギターはたったの100made、ちょっと入手困難かな。 もちろんLogoholicは持っておりません(笑)。 その頃の日本にはHRC東京と大阪の2店しかなかったので、95年、96年共に、HRC東京ではオリジナルのクリスマスピンが発売され、これらのインターナショナルのクリスマスピンはHRC大阪で買う事ができました。 もちろんまだ日本のHRCにオリジナルのクリスマスピンがなかった94年には、HRC東京でもInternationalのピン(雪だるまのデザイン)が売ってたのよ。

それでは何故このピンも、エナメルと七宝タイプの2種類があるのか? ナント、2番のエナメルタイプが発売されたのは世界中でHRC大阪のみなのです! あれっ、ビックリしなかった? 発売当時は、HRC大阪でもこのデザインのピンが売り出された事くらい海外でも知られていただろうけど、“同じデザイン”という情報のみが流れていたなら、わざわざ日本から取り寄せようとは思わないわな。 実際に私がHRC大阪で幾つかこのピンを入手して、さっそく海外のコレクターにFAXで「要る〜?」と聞いたら、「そのピンならこっちでも売ってるから要らん!」と言われた。 それがあの、ペンシルバニアのおじさん(笑)! 最近すっかり音沙汰ないけど元気だろうか、未だに知らないんじゃないかな、この違い。 ガイドにも1種類しか載ってないもんねえ。 価値も有るんだか無いんだかさっぱりわからんが、たぶん無いね(笑)。


この他にも、同じデザインで裏の留め具がClaspとTacの両方が出ているモノや、デッドロッカーシリーズのジミヘンギターでも有名な、裏がゴールドとシルバーのタイプがあるモノ等ね。 それとHRCアンカラのOS(オープニングスタッフ)ピン、これを中途半端に1つGETしてしまい、後になって裏の色がゴールドとシルバーの2パターンある事に気がついた、オマヌケなロゴピンコレクターもいたっけねえ。 ニューヨークで売っている、通称“タクシーギター”というピンに至っては、留め具も2種類、裏も2色のバリエーションがあるのでちょっと大変。 金と銀はポ○モンだけでもうたくさん(ははは)。

1. New York Taxi Cab Guitar Gold Trim Tac
2. New York Taxi Cab Guitar Gold Trim Clasp
3. New York Taxi Cab Guitar Silver Trim Clasp
4. Bangkok Blue Guitar w/Elephant Tac
5. Bangkok Blue Guitar w/Elephant Clasp
6. San Diego Dead Rocker Series "Jimi Hendrix" Gold Trim
7. San Diego Dead Rocker Series "Jimi Hendrix" Silver Trim

プロトタイプのピンのように意図的に作られたモノではなく、エラーピンとして出回ったモノを手に入れるのが面白い。 カリフォルニアのコレクターに見せて頂いたロサンゼルスのプロトタイプロゴの写真、発売されていない色のバリエーションが10色以上あったら集める気なくすでしょ? その写真を見た時は、(俺、ロゴホリやめちゃおっかな)と思えたくらい衝撃的でした。 禁断の果実はスタッフピンではなくて、プロトタイプのピンなんだねえ。 エラーピンに関しては、最近では先日アメリカ15都市で発売されたCaroler Holidayというシリーズの中で、HRCフェニックスの都市名のスペルミスなんてのがあったけど、全部揃えるのなら面白いかも。 一応“Logoholic’s Collection”の、“Series”というページに写真を載せておきますね。

今日は眠いので、続きはまたのちほど。


Vol.23

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