Vol.24

もっと大切な記念日!

年に1度のアニバーサリー、ここ数年は世界各地のHRCから○○周年ピンというイベントモノが発売されるようになったので、どんなピンでもとりあえず欲しがったりするのではなく、ギターピンやオープニングピンだけを集めるというように、このアニバピンもHRCピンをコレクションするカテゴリーの1つとしてすっかり確立しましたね。

最初は出来るだけ多くの都市のアニバーサリーピンを、最近の年のモノからコツコツと集め始め、1回の記念日に複数のピンが発売される場合は、入手モレがないように頻繁に仲間との情報交換を行い、ネット上で世界中のコレクターのHP等をこまめにチェックしながら、毎回1つずつ確実に押さえていくのがいいですね。 でもねえ、いつも同じ海外のコレクターとのトレードで、日本のイベントピンをオファーしながらアニバーサリーピンのみを狙っていったとしても手に入るピンには限りはあるので、理想的にはヨーロッパや東南アジア、もちろん本場アメリカにも長続きしそうなコネを見つけてキープしておきたいもの。 かと言って7人も8人も相手にしたり毎回違う人とトレードするのでは、いつまで経っても信頼関係は芽生えないし金銭的にも難しいので、コレクションを続けるのが苦にならない程度に、自分のペースで少しずつ集めていきましょ。 それでも2年程前からは、日本国内にもアニバピンを狙うコレクターがとても増えたので、せっかく苦労して欲しかったピンをGETしても、既に自分の仲間が手に入れていたら感動もちょっと薄れがち。 私のロゴピンコレクションのように誰からも「羨ましいねえ〜。」と言われなくても、貴方が自己満足だけで納得出来ると言うならいいのですが、現在のHRCコレクター市場では、誰でも時間とお金さえ出せば最近のピンならほとんど入手出来るので、特に海外の限定ピンに関しては、まだ自分の仲間が誰も手に入れていないうちに、いち早くGETするのが醍醐味、転じて自己満足、そして喜び、やっぱ中毒♪


そんなアニバホリックの皆さんもいつかは必ずブチあたるだろう壁、スタッフ用のアニバーサリーピン。 順調にコレクションを増やしていっても、同じデザインで色違い等の非売品がある事をを知れば、絶対に欲しくなるでしょうねえ。 「私はスタッフピンには手を出さずに、一般発売されたアニバーサリーピンのみを集めていくつもり。」なんて言ってるそこの貴方! インターネットを使わずに自分の足だけで集めていくというポリシーの元でコレクションしていくのなら、従業員と交渉しないと手に入らない(ハズ)のスタッフピンに興味を示さないのもわかるけど、少なくともこのページを読んでいる人は、海外のコレクターとメールのやり取りでトレード出来るのは知ってるでしょ? 今や普通のアニバピンもスタッフ用のモノも、少々Valueの違いはあるものの、全く同じシチュエーションで手に入れる事ができるのだから、別に拒む理由はありません。 さすがにスタッフ用のアニバピンまでほとんど入手しているコレクターは日本にはいないでしょうから、コレクター仲間が集まる時などに持っていけば話のネタになるよねえ。 私もオフ会等で他のコレクター仲間に「こんなピンGETしたよ〜。」と見せてもらうのはとても楽しいです。

1. Atlanta Anniv. 5th. Staff Black "5"
2. Bali Cafe Anniv. 4th. Staff Hand Holding Globe
3. Bangkok Anniv. 7th. Staff Beige Xylophone

上の写真、Vol.17の写真のモノと同じ年、同じ都市で作られたアニバーサリーピンのスタッフバージョンです。 1番と3番のように、デザインが同じで色違いというのがわかりやすいですね。 スタッフ用のアニバピンも、ピンからキリまでありまして、ここで紹介している3つは比較的入手しやすいクラスのモノです。 プライスガイド等を参考に、バリューの低めのモノでもたくさん種類が増えていけばそれなりに楽しいのですが、アイツも私も俺らもあの子も誰でも持ってるピンならば、そんなにニュース性もないしね。 仲間と楽しくトレードしながらコレクションを増やしていくのは基本ですが、同時にライバルでもある他のコレクター達がビックリするようなピンをGETした時は、自己満足も数倍に膨れ上がるでしょう。

それではこの先どんなモノを狙っていったらいいのか? 現実では“スタッフピン”というネームバリューだけで、一応US$50以上の評価を簡単につけられてしまうモノも多いのですが、基本的には一般発売のアニバーサリーピンを手に入れて、その後スタッフピンの存在を知ったなら、まずはデザインの確認と入手困難度をチェック、次に自分のお財布を黄色いモノに買い替え、サマージャンボを最低100枚ほど保険におさえておいて、準備万端整ったなら、最後にGETしてもいいものかどうか、ママにお伺いをたてましょう、「ママ〜、これ欲しい〜。」

いったいどんなピンが人気がでるんでしょうね。 スタッフピンと言っても、例えばオーランドの5周年スタッフピン等は750個も作られたらしいのよ。 まあオーランドのHRCは、先日オープンしたHRCリオデジャネイロと1、2を争う程デカいそうだから、スタッフも750人くらいはいるのかしら(いねーよ)。 それでもこのピン、プライスガイドではナントUS$43もの評価がついてるの、信じらんなーい。 1:1のトレードでも手に入りそうだし、イヤっちゅー程出回ってるから、アセってGETに走らなくてもOKだね。 特に最近のアメリカの店舗は、ほぼ全店で毎年アニバピン出してるみたいだし、日本のコレクターでも手に入りやすいので、ヨーロッパやアジアのアニバーサリースタッフピンの方が面白いんじゃないの? というか、そう思ってる。

作られた数が少ないモノや古いピンはなかなか手に入らないでしょうが、96年以前に作られた比較的古めのアニバスタッフ(ピンコレクターズガイドに載っているモノ)でも、アジアのモノの中には手に入れやすいスタッフピンも幾つかあります。 狙い目はバリやクアラルンプールあたりかな? この2都市は、共に1周年から毎年アニバピンが作られているので、全て揃える楽しみもあるもんね。 と言っている私のコレクションも、この2都市に関しては何とも中途半端なモノになっておりますが。


Bangkok Anniv. 1st. Enamel

HRCバンコクでも1992年に1周年記念ピンが作られてから、毎年アニバーサリーピンは作られています。 今年の9周年ピンも金色に光っちゃったりして綺麗だったね。 そんなバンコクのアニバピン、スタッフバージョンも一緒に作られたのは、4〜7周年までの4年間のみ(今のところ)。 それなのに何故か、バンコクの1周年記念ピンにはエナメル仕上げとエナメル無しの2つのバリエーションが存在します。 (するとどちらかがスタッフピンなのかしら?)と普通は思うやね。 上の写真はエナメル仕上げのモノで作られた数は500。 これに対してエナメル無しの方はたったの100made、数が少ないからエナメル無しがスタッフピンなのかな? でもプライスガイドを見てみると、作られた数が多いエナメルタイプの方が評価が高いんだよね。 これ、みんな混乱してると思うぞ。

実は、このエナメル仕上げがオリジナルの1周年ピン、エナメル無しは数ヶ月後に追加で作られたモノと言われているのです。 だったら全くおんなじの作りゃいいじゃん、何でそんな事したのかね? いやいや、前に電話でHRCバンコクの従業員と話してた時に「2種類も作るから、集める方は大変だよ〜。」と言ってみた事あるぞ。彼の応えは、「だって作りたかったんだもーん。」だってさ、オマエが作ったんじゃナイダローッ! おかげで私は2種類揃ってないんだぞー、責任者出て来ーいっ

あ、でも出て来ないで・・・。


これからも後を絶たずに作られるであろうアニバピン。 世界中のHRC全店からアニバーサリーの記念ピンが発売になったら、3日に1つは新しいピンが出るって事か。 東にスタッフピンあれば、行って必ずGETして、西にセットのピンあれば、行ってその発売個数も調べてくる。 貴方のターゲットに、このスタッフピンはまだ含まれていないとしても、「アニバーサリーのピンを集めています♪」と一言洩らしたその日から、貴方も立派な中毒症。 アニバピンコレクターを名乗るには相当の覚悟もいるし、欲を言うなら欲はなく、決して怒らず、お金と時間と根気に根性、そして玄米四合と、味噌と少しの野菜を食べ、あらゆる事を自分の感情に入れずによく見聞きし、わかり、そして忘れず・・・、とにかくそういうものに私はなりたいと強く願う事。 お互い頑張りましょうね。

今週末はゆっくり休めたので、今日は夜更かし致します。 いや、やり込み中のゲームがね・・・。


Vol.25

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